タイトルの通りです。ここ最近タイトルのワードが踊っていますが、20年以上前から上位の大学入試で問われているものにほとんど変わりはありません。知識のみの問題が減ったのは事実ですが。
大事なことは、「暗記」を軽視しないこと。理解を伴って覚えることが最重要です。
どうも最近の生徒を見る限り、理解しただけで覚えず、以前やったことを覚えていないせいで先の単元ができないという状況が多いです。
「覚える」ということは学習の上で相当重要な要素です。
過去のミスを覚えているから、次はミスを防げる。知識があるから、それを初めての問題に活かせる。覚えることを軽視することは、上達を妨げる最たる要因です。
お気をつけください。「覚えること」は前提の上での「思考力・判断力・表現力」です。
天才の中には、それまでの知識を「覚えていて」最大限応用して新出の内容も十分理解できる人もいるでしょう。おそらく日本で5年に1・2人くらいでしょうか。
しかし、ほとんどの人は(私も含めて)天才ではありません。
以前も書きましたが、「思考力・表現力・判断力」ばかり前面に推し出すところにはご注意ください。前提となる「知識」の「理解を前提とした」定着を重視しているところこそ、本当に信頼できます。
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